支援内容としくみ

目的

「みんなの家」は次の3つの目的をもって活動します。

1.不登校の子どもが、自由でリラックスできる環境の下で、学ぶこと
2.子ども自身の自発的な意思にもとづいて主体的に学ぶ力を身につけること
3.子どもの興味にもとづいて学ぶ機会を提供し、個性を育てること

「みんなの家」がめざす子どもの力

1.自ら計画を立て、実行し、振り返る力
学ぶ方法には様々あります。大切なことは、主体的に学ぶ力を身につけることです。将来、社会に出てからも大きな力になります。

2.自分の興味や意欲にもとづいて学習を進め、個性を伸ばす力
好きな分野、希望する分野の学びを大いに進めることによって、個性を伸ばし、個人としての自分に自信をもって生きる力を育てます。

3.義務教育レベルの基礎学力
基礎的な学力を身につけ、本人が登校を希望すれば、学校での勉学を進めることができる学力をめざします。ただし、学校への登校を勧めたり、それを目標にするものではありません。

学習への支援内容

子ども本人が、家族の支援を受けながら、学習計画を作成し、自ら学ぶことを基本とし、「みんなの家」はそれを支援します。そのために、

1.おおむね月1回、本人、保護者、アドバイザーと相談の場をもち、学習計画をたてます。
2.アドバイザーは、子どもが学習計画にそって自発的、主体的に学習することを支援します。
3.おおむね週1、2回、学習計画の進捗状況を本人とアドバイザーで確認し、進捗を促します。
4.学習場所は、自宅と「みんなの家」を自由に選べます。
5.アドバイザーにいつでも質問したり、助言を求めることができます(対面、オンラインとも可)。
6.アドバイザーは、子どもたちの学習環境を維持すること、子どもたちの行動を見守ることを基本とし、子どもの自発的な行動を尊重します(休憩、遊びも含め、いつ、何を行うかは自由です)。

「みんなの家」の利用と設備について

・小学3年から中学3年までの児童・生徒、および、在宅で高校卒業認定合格をめざす子どもを対象とします。
・受け入れ可能人数はおおむね20人です。黒部市および近隣市町村在住の子どもを対象にしています。
・入会は、入会申込書にある確認事項をご了解いただいた上で、随時、受け入れ可能人数の範囲で受け付けます(入会金はありません)。
・退会は、随時、自由です(無料)。
・利用料金は半日1000円(9:00-13:00または13:00-17:00)1日1500円、最大で月15000円とします。例えば、週2回(4時間×2)で1か月(4週間)8000円です。
・4回程度もしくは1か月のお試し期間(無料)があります。
・「みんなの家」の利用日・利用時間は、原則として、祝休日を除く月火木金曜日・9:00-17:00です(水曜日はお休みです)。
・ご利用いただく曜日・時間は、本人・保護者と相談の上、可能な限り自由に設定いたします。
・利用時間の急な変更にも可能な限り対応します。利用料金は実際の利用についてのみ生じます。
・学習に必要な物品(教科書、参考書、文房具類)は各自で準備してください。
・人数分の机・椅子・パソコンを準備します。
・「みんなの家」での過ごし方は自由です(学習、休憩、遊び、テレビの視聴など)。
・くつろげる場、テレビ視聴の場として、リビング・コーナーがあります。
・インターネットの利用は自由です(WiFi、LAN環境があります)。
・飲食は自由です。飲食物、食器類(壊れやすいものは不可)は各自で準備してください。
・調理器具や火は使用できません。冷蔵庫は使用できます。
・電気ポット、電子レンジの使用は申し出てください。子どもの操作は認めません。
・トイレは男女別(両方とも洋式)に使用できます。
・娯楽用品は、他の利用者の迷惑とならない範囲で、持ち込み、使用は自由です。
・個人情報については、業務上必要最小限のみ取得し、利用者毎に独立に管理します。第三者(他の利用者を含む)への提供は致しません。
・「みんなの家」内で生じた事故等による損害賠償、通所時の子ども本人の傷害への補償を行う「塾総合保険」に加入しています。

 

企画、その他の支援

1.セミナーの実施(週1,2回程度):自然科学のテーマを中心に、最近のトピックスなどについて、アドバイザーがわかりやすく解説しながら、みんなで意見交流を行います。子どもの科学への興味を喚起するとともに、主体的に議論に参加する力を育てます。

2.交流会(月1回程度):子ども本人、保護者の全員を対象とする交流会です。学習支援の方法や「みんなの家」の運営についての希望や意見、アイデアなどもお聞きします。

3.外部講師によるセミナー(不定期):様々な分野の専門家や元教師の方、さらに、さまざまの職種の方々の話を聞くセミナーを実施します。広い視野で将来を考える機会になると考えています。

4.健康教育、生活改善への支援(不定期、随時): 不登校などで自宅にこもりがちになると、生活リズムや食生活の管理が難しくなります。子どもの成長と健康について、随時、相談にのり、アドバイスを行います。

 

新型コロナ感染予防対策

1.すべての机はパーティションで仕切り、利用人数に応じてなるべく離れた机を使用します。
2.利用者全員が体温測定(入室時)、手指のアルコール消毒(入退出時)を行い、発熱のある人の利用は認めません。
3.特別の事情がない限り、飲食時をのぞいてマスク着用を必須とします。
4.常時、換気扇を作動させます(エアコンによって環境維持)。
5.12:30-13:00および16:30-17:00に、利用者と協力しながら、利用者が接触した箇所や備品の掃除(アルコール消毒)を行います。
6.「企画、その他の支援」のうち、「2.交流会」は、当面、実施しない予定です(現在、隔月で実施)。